鳥取県の特産「鳥取すいか」。今年も関西の市場への出荷が始まっています。大玉でみずみずしく、シャリっとした食感と甘みが特徴の夏の味覚として、例年多くの消費者に親しまれています。

県によりますと、今シーズンは日照に恵まれ、すいかは順調に生育。糖度の高い仕上がりが期待されているということです。6月6日には大阪市の中央卸売市場で出荷セレモニーが行われ、平井伸治知事も出席しました。
また、県関西本部の職員や農業技師らが関西地域を訪問し、鳥取すいかをはじめとする県産品の魅力を伝える取り組みも進めています。
鳥取県は春から初夏にかけて晴天率が高く、日照時間も長い地域です。光合成が活発になることで糖度が上がりやすく、こうした気象条件がすいかの品質を支えているといいます。
すいかは90%以上が水分で、カリウムなどのミネラルも含まれています。水分補給に適しており、暑さが厳しくなるこれからの季節には、体調管理の面からも注目される食材です。
鳥取県関西本部の坂田恭介さんによると、「全部センサーを通して出荷。糖度が11度以上ないと(出荷品から)弾かれる」そう。甘みが醍醐味の鳥取すいかは、「冷やすと甘みが増す」(鳥取県観光連盟・植木真司さん)といいます。

今後は、6月21日(土)に大阪のららぽーと門真でイベントを行うのをはじめ、関西のスーパーやショッピングモール、百貨店などで鳥取県産品を紹介するフェアを予定。すいかをきっかけに鳥取県の魅力に触れてもらう機会としても期待されています。さらに、7月1日には大阪・関西万博の会場で行われる県主催イベント「今日は一日鳥取県」の中で、無料試食会など鳥取すいかをPRする機会も設けられるとのことです。
鳥取から届く“夏のたより”が、今年も関西の食卓をにぎわせそうです。







