兵庫県の丹波篠山市と丹波市を所管する丹波県民局の糟谷浩行県民局長が、このほど、ラジオ関西の生放送に出演し、丹波地域の魅力や、大阪・関西万博に合わせて繰り広げられているひょうごフィールドパビリオンについて紹介した。
丹波地域は兵庫県の中東部に位置し、神戸から約50キロ、大阪・京都から約60キロの距離にある。京阪神から電車や車で1時間ほどで着くことから「最近は移住者が増えている」という。農業が盛んな地域で、丹波黒大豆や山の芋、高級和菓子に使われる丹波大納言小豆、丹波栗など『丹波ブランド』の農産物が生産されている。このうち、『丹波篠山の黒大豆栽培〜ムラが支える優良種子と家族農業〜』は、2021(令和3)年に、農林水産省の日本農業遺産に認定された。
また、江戸時代から歌い継がれる民謡『丹波篠山デカンショ節』や、日本六古窯のひとつ『丹波焼』は、いずれも日本遺産に認定されており、糟谷県民局長は「伝統を感じさせる街並みや祭りなど、様々な魅力にあふれている地域」と紹介した。
大阪・関西万博開催に合わせて兵庫県内をパビリオンに見立てる『ひょうごフィールドパビリオン』は、丹波地域で27プログラムが認定されている。番組では主なものが紹介された。
【「日本六古窯」丹波焼の里を訪ねる(丹波立杭陶磁器協同組合)※プレミア・プログラム】
丹波焼の窯元が集まる路地を歩き、陶芸体験などを通じてものづくりに携わる人とふれあい、交流を図る。
【国登録有形文化財の商家で「無病息災 まめに生きる」小田垣体験ツアー(小田垣商店)】
職人の手による黒豆選別の見学・体験や、地元特産の黒豆、小豆を使った料理体験、蔵(特別室)でランチやスイーツを楽しめる。丹波黒の魅力を学び、堪能するプログラム。
【里山の酒蔵・西山酒造場で「丹波を味わい、発酵を学ぶ」(西山酒造場)※プレミア・プログラム】
175年にわたり酒づくりを続ける酒蔵で、酒蔵見学や利き酒講座を通じて、丹波の豊かな食材を味わい、発酵の伝統に触れ、学ぶプログラム。
このほかにも、丹波地域ならではのフィールドパビリオンがあり、糟谷県民局長は次のように紹介した。




