2022年9月、神戸市で初めて開催された体験型イベント『こども万博』が、全国各地で注目を集めています。これまでの来場者数は延べ5万人を超え、現在開催中の大阪・関西万博の最終週となる10月10日(金)、11日(土)の出展が予定されています。
『こども万博』は、“子どもの夢を応援する1日”をテーマにしたイベント。参加する子どもたちが自身のやりたいことを考え、自分たちでイベントを作り上げていくという形式がとられています。
この取り組みを主導するのは、神戸ハーバーランドで初めて同イベントを立ち上げた、こども万博実行委員会。委員長を務める手塚麻里さんは、「子どもたちの自由で柔軟な発想力から学ぶことも多い」と述べ、子どもたちの成長の機会としての意義を語りました。
同イベントは、デジタル領域にも広がりを見せています。大阪市に本社を置くIT企業・Meta Osakaは、子どもたちに人気のオンラインプラットフォーム「Roblox(ロブロックス)」上で、仮想空間内の『こども万博』を公開。場所を問わず参加できる仕組みを整えています。
同社の代表取締役・毛利英昭さんは、「これまでは会場を訪れないと参加してもらえないという課題があったため、外に出られない・遠方で来られない子どもにも可能性を広めていきたい」と話し、リアルとデジタルを融合した“ハイブリッド型”の展開に意欲を示しました。





