“鉄っちゃんアナ”としても親しまれる鉄道通のフリーアナウンサー・羽川英樹さんのラジトピコラム「羽川英樹の出発進行!」。今回、羽川アナがレポートするのは、JR琵琶湖線・北陸本線の『米原』~『長浜』~『近江塩津』です。
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姫路始発の上り新快速に乘ると、1時間に1本、「近江塩津行」という列車が走っています。しかし、終点の『近江塩津』まで乗ったことがある人は少なく、はたしてそこはどんなところなのか、そこに至るまでには沿線にどんな観光スポットや地元グルメがあるのかは、気になるもの。そこで今回は、新幹線・在来線(琵琶湖線・東海道線)・近江鉄道が接続する滋賀北部のターミナル『米原』から『近江塩津』までの湖北路をリポートします。
姫路方面から12両でやってきた新快速は、『米原』で後ろ8両が切り離され、ここからはたった4両になって31.4km先の『近江塩津』へと向かいます。

滋賀県最高峰・標高1377メートルの伊吹山が間近に眺めながら、山之内一豊とこの地が出身の千代夫人の像が駅前にある『坂田』、長浜バイオ大学のキャンパスがある『田村』に停車。

次は羽柴秀吉が初めて一国一城の主となった長浜城の、城下町として栄えた『長浜』。駅横には現存する日本最古の駅舎である旧長浜駅の建物を使った鉄道の博物館「長浜鉄道スクエア」があり、館内にはD51やED70をはじめ貴重な車両や資料が数多く展示されています。


そして北国街道沿いの黒壁スクエアには、シンボルとなるガラス館や曳山美術館など多くの観光スポットも存在します。ご当地グルメの中での私のおすすめは、翼果楼(よかろう)の「焼き鯖そうめん」。鯖の煮汁が温かいそうめんにしっかりしみこんで、ご飯ととても合う逸品です。






