

『長浜』から先は名称が琵琶湖線から北陸本線に変わり、かつての交直デッドセクションを通過。『虎姫』『河毛』と停車し、次は観音の里として知られる『高月』。中でも渡岸寺(どうがんじ)の国宝・十一面観音は必見です。

駅前の山小屋風のお店「坊主bar一休」ではお坊さんがつくる十割そばを、また国道沿いの「びわこ食堂」では名物のとりやさい鍋が味わえます。大阪府にある高槻と同じ読み方ゆえ、この列車は“たかつき”という駅を2回通ることになります。

『木ノ本』は古くから秀吉も陣をおいた宿場町として栄えました。街の中心に鎮座するのは、木ノ本地蔵院の高さ6メートルを誇る木之本地蔵大銅像。同寺は眼病に効能があると言われています。
グルメでは、たくあんとマヨネーズをコッペパンにはさんだ“滋賀の名物”「サラダパン」でおなじみのつるやパンと、辛口骨太の純米酒「七本槍」を製造する創業470年の富田酒造は、ここが地元。料亭風なたたずまいをもつ「すし慶」では絶品の鯖の棒寿司をぜひ味わっておきたいものです。



『余呉』は駅のすぐそばに羽衣伝説が残る余呉湖がひろがります。周囲6.4kmの神秘さを秘めた静寂な湖は、冬は厳しい寒さの中でのワカサギ釣りが有名です。







