ウクライナ・ナショナルデー「世界に人間らしさはあるか」ゼレンスキー大統領夫人訴え 大阪・関西万博 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ウクライナ・ナショナルデー「世界に人間らしさはあるか」ゼレンスキー大統領夫人訴え 大阪・関西万博

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 また、「ウクライナは、自由と生命を守るために戦い続けている。しかし、これはウクライナだけの問題ではない。 世界全体が危機に直面している。世界に人間らしさは十分にあるのか、人権は守られているのか」などと問いかけた。

大阪・関西万博ベルギーパビリオンでは「戦時下の女性たち」と題したトークセッションも〈2025年8月5日午後 大阪市此花区・夢洲〉
ベルギーはEU諸国の中でも積極的にウクライナを支援 パビリオン壁面にも“Not for sale”を投影 拡声器は反戦を訴えるツール
テチャーナ・ソロツカさん(写真手前・ウクライナ文化協会理事長 東京都在住)は20年前にキーウから日本へ「戦争という不測の事態で追い詰められ、逆に生きる道を見いだせるのが女性の強さ」
サムソノバ・テチアナさん 2022年2月の軍事侵攻直後に日本人の友人を頼ってオデーサから名古屋市に避難「ウクライナのことを思いながら過ごす日々、先の見えない戦況に気が遠くなることも」

 3年5か月にわたる軍事侵攻。オレーナ夫人は、「ロシアは、音楽や文学、映画などの文化をプロパガンダに使い、うその情報や印象操作によって、人々の感情を操ろうとしている。 それは単なる事実の歪曲ではなく、“善と悪”の概念そのものを塗り替えようとしている。 本来、人々を結びつけるはずの文化が、分断と支配の手段になってしまった」と嘆いた。

ロシアによる激しい攻撃は続く ※画像提供・日本ウクライナ文化交流協会 小野元裕さん
ウクライナ兵士らが眠る墓地 何を物語るのか ※画像提供・日本ウクライナ文化交流協会 小野元裕さん

 最後にウクライナと日本の歴史に共通する偉大な人物として、ウクライナ人の父を持つ大相撲力士・大鵬幸喜(たいほう・こうき)を挙げた。

 「巨人・大鵬・卵焼き」の流行語も生まれ、経済成長の道を歩み始めた日本に夢と希望を与え続けた昭和の大横綱で、本名はイワン・ポリシュコ。

ウクライナパビリオンを訪れたオレーナ夫人〈2025年8月5日午後 大阪市此花区・夢洲〉

 オレーナ夫人は、「父親が生きた1940年代は、旧ソ連によって弾圧ウクライナ人の悲劇が映し出されているが、横綱となった大鵬の人生には、戦後に経済発展した日本の可能性が体現されていた。  2000年代、大鵬は独立した故郷・ウクライナから土を持ってきてほしいと願った大鵬は、ウクライナに誇りや敬意があった」と話した。

公式セレモニーでは、この日のために作曲した「感謝の賛歌」が演奏された〈2025年8月5日午前 大阪市此花区・夢洲〉
ウクライナのトップアーティスト・ONUKA(オヌーカ)〈2025年8月5日午前 大阪市此花区・夢洲〉
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