ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~)。昭和の文化を愛するマリンが、リスナーの「昭和の思い出」にまつわるメールを紹介した。
最初に紹介したのは、「小学校低学年時代にベッタンが流行っていた」というメール。
“ベッタン”とは、大阪を中心に使われていた言葉で、“メンコ”のことを指す。リスナーが持っていたのは四角いベッタンで、プロ野球選手やスーパーカー、アニメのキャラが描かれたものを集めていたという。
メールには、以下のような思い出がつづられていた。
「当時は、“相手のベッタンを弾いてひっくり返すと自分のものになる”というルールが一般的でした。1度、集中狙いされてベッタンをすべて奪われたことがあり、泣きながら親に訴えて取られたベッタンを返してもらったこともあります」
パーソナリティーの2人は、“ベッタン”という呼び方を知らなかった様子。サマンサは、「メンコで遊んだことはあるがハマってはいなかった」と思い返した。
一方のマリンは、「小学生時代、牛乳ビンのフタが型紙でできていたため、それに色を塗ってメンコ遊びをしていた」と明かした。
そんなマリンは先日、大分県豊後高田市にある昭和をテーマにしたスポットを訪れ、そこで初めて四角いベッタンを見たのだそう。遊んでみたものの一切ひっくり返らなかったようで、「“端っこを狙って叩くように”というアドバイスをもらった」と話した。
昭和の思い出として、カセットテープを挙げたリスナーもいた。
小学生のころ、ラジカセにマイクをつないでテレビの歌番組を録音した際、周りの雑音も一緒に入ってしまったのだとか。高校生になると、『大学受験ラジオ講座』をテープに録音し、通学時に聞いていたという。(※大学受験ラジオ講座:月刊のテキストをもとに、多彩な講師が日替わりで講義。全国のラジオ放送局で深夜や早朝を中心に放送された)
リスナーの自宅のクローゼット内にはいまだに大量のカセットテープがあるそうで、「どうしようかと考えている」という悩みもつづられていた。
これを聞いたサマンサは、「買ってきたテープの曲を何も入っていないテープに録音する際に逆にしてしまって、買ってきたテープの冒頭の音を消してしまったことがある」と当時を懐かしんだ。





