シンガーソングライターの原田真二が、5日放送のラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』にゲスト出演し、反戦や平和について歌い続けている思いを明かしました。

今回の原田の出演は、同番組が戦後80年を記念して美空ひばり『一本の鉛筆』など反戦歌特集をした8月15日放送回の反響があったことによるもの。番組パーソナリティーの中将タカノリ(シンガーソングライター・音楽評論家)、橋本菜津美(シンガーソングライター、インフルエンサー)と語り合いました。
同番組で原田の楽曲を知りファンになったという橋本は、早速、「『タイム・トラベル』(1978)という曲を聴いて衝撃を受けました。構成と言い歌詞、メロディーと言い他にない斬新さ。どんな経緯で作られた曲なのでしょうか」と質問。
これに対して原田は、「この曲は松本(隆)さんの歌詞が先に来たんですよ。情景の浮かぶ画期的な歌詞だなと思い、メロディーもそれに合うよう組曲のごとく構成しました」と当時を振り返りました。
現在、ミュージシャンと並行し、自ら理事長を務めるNPO法人ジェントルアースでも活動している原田。社会問題にも積極的に取り組み、ことあるごとに反戦、平和について訴えかけています。
「デビュー曲『てぃーんず・ぶるーす』ももともと、『君の世代へ』というメッセージ性の強い別の歌詞でした。僕が10代の頃は暴走族が社会問題になっていたんですが、同世代の彼らに対して『自分勝手にバイクで突っ走ることが我々のより良い未来につながるんだろうか』と呼びかける内容。ポップなワードも使われていたんですが、ちょっとハードすぎるということで松本隆さんの歌詞に変えることになりました。原曲とは全然違う内容になってしまったけど、代わりに反抗の象徴である"ジェームス・ディーン"という言葉を使うことで、僕の思いを反映してくれました」(原田)






