兵庫県伊丹市の中田慎也市長が、このほど、ラジオ関西の生放送に出演し、就任から4か月経過して感じていることや重点政策、市の魅力について語った。
中田市長は、伊丹市議会議員と兵庫県議会議員を計14年間務め、4月13日の伊丹市長選挙で初当選した。市長就任から4か月が経過し「県議会議員として外から伊丹市を見ることで、改めて伊丹の良さや課題をつかむことができた。市長になって多くの業務がある中、課題についてはじっくりと時間をかけてやっていきたい」と、意気込みを語った。
伊丹市といえば、大阪国際空港(通称:伊丹空港)が立地することで知られるが、“清酒発祥の地”として江戸時代の風情が残る街並みも注目され、市は観光にも力を入れる。中田市長は市の魅力について「大阪や神戸まで電車で30分以内と都市部とのアクセスが良いことに加え、市の面積が25平方キロメートルとコンパクト。坂道が少なく平坦な土地であることから、自転車で市内のどこへでも行ける。不便がなく、整っている印象」と語った。

また、隠れたお出かけスポットとして『緑ケ丘公園』を挙げ、敷地内にある市の公館『鴻臚館(こうろかん)』がおすすめだという。日本建築の伝統技術を残すため、市内の大工や左官、建具師などが作り上げたもので、「一般公開しているので、ぜひ立ち寄って中を見てほしい」と微笑んだ。
市の課題について、中田市長は「子育て支援に力を入れるなど、住みやすいまちであるにも関わらず、外から見た伊丹の印象は“空港”という意見が多い。そのギャップを埋めていくのが今後の課題」とした。そのためのツールとして、市のおすすめスポットや子育て施策などを紹介するPR冊子『イイ!いたみ』を大幅リニューアルした。表紙には、飛行機の離着陸する様子が間近で見られることで人気を集めている『伊丹スカイパーク』の写真を採用。今回は市民ライターが書いた記事を載せ、暮らしている人の生の声を「忖度(そんたく)なく語っていただいた」という。

その他、伊丹市が目指す子育て支援策について、中田市長は次のように語った。



