大阪・関西万博でパビリオン「PASONA NATUREVERSE(パソナ・ネイチャーバース)」を出展している人材派遣大手・パソナグループ(本社・東京都港区)は、ロシアからの軍事侵攻を受けるウクライナから兵庫県淡路島へ避難したバレエダンサーを受け入れ、バレエ活動の継続や日本国内での人材育成を支援している。


これはパソナグループが、本社機能の一部を淡路島に移し、地方再生事業の一環として展開するプロジェクトで、ウクライナへの軍事侵攻から2か月半後の2022年5月にスタートした。


9月26日、大阪・関西万博会場のEXPOナショナルデーホール・レイガーデンで、特別公演「Pasona Awaji World Ballet」が在日ウクライナ大使館(東京都港区)とパソナグループの共催で開かれた。


公演は、ウクライナ避難者の支援と日本の芸術振興が目的で、9月21日の「世界平和の日」に合わせ、平和への祈りを、大阪・関西万博会場から世界へ向けて発信した。
ステージにウクライナと日本のバレエダンサーが出演し、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」を編曲したオリジナルバレエや、ウクライナ民族舞踊「ゴパック」などを披露した。

特に「ゴバック」は、メンバーが従来の振り付けにアレンジを加え、ウクライナの美しい民族衣装に身を包んで踊った。





