“鉄っちゃんアナ”としても親しまれる鉄道通のフリーアナウンサー・羽川英樹さんのラジトピコラム「羽川英樹の出発進行!」。今回、羽川アナがレポートするのは、広島駅の再整備で注目を浴びる路面電車、広島電鉄です。
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JR広島駅には山陽新幹線をはじめ、在来線も4つの路線が集結しています。山陽本線・呉線・可部線では227系のレッドウィングが大活躍。一方、三次方面に向かう芸備線では今も元気にキハ40が重厚なディーゼル音をホームに響かせています。


今年に入って、その広島駅周辺は大きな変貌をとげました。まず3月24日に20階建てのショッピングモール・ホテル・駐車場も入るJR新駅ビルが開業。

そして8月3日、JR在来線の2階改札を出てすぐの南口に、広島電鉄「広島駅」停留場の新ホームが誕生しました。JR駅ビル2階への路面電車乗り入れは全国でも初だといいます。

新ホームに合わせて新ルートもでき、乗客は1割ほど増えたとか。行き先別にわかりやすくホームが4つ設けられました。Aは5号線・(比治山下経由)広島港方面、Bは2号線・広電宮島口方面、Cは6号線・江波方面、Dは1号線・(紙屋町東経由)広島港方面と分かれています。降車専用ホームも2つ設けられ、乗降をスムーズにしています。


この新ホームの完成で、JR線との乗り継ぎは雨にぬれずスムーズに。駅ビル内に300店舗が入る新商業施設「MINAMOA」にも直結し、とても便利になりました。




