日本国際博覧会協会は10月7日、大阪・関西万博(10月13日閉幕)の運営収支が最大280億円の黒字になるとの見込みを発表した。今後はこの“剰余金”の使途が課題になる。


博覧会協会によると、要因として入場券や公式キャラクター「ミャクミャク」に関連するグッズの販売が好調だったという。


入場券の販売枚数は約2200万枚(10月3日までの累計)。黒字化の目安となる1800万枚を大幅に上回った。

博覧会協会の十倉雅和会長(経団連名誉会長)は、「万博は“偶発的な出会いと発見、交流”の連続。これが最大の魅力となり、多くの方々に満足していただけたのが要因」と話した。

運営費は1160億円を予算計上し、このうち969億円を入場券の売り上げ、191億円をグッズ販売のライセンス料(ロイヤリティ)などで賄う計画だった。しかし、想定を上回り、実際の収入は入場券が約200億円、ライセンス料は約30億円の計約230億円を上回る見込みとなった。







