大阪・関西万博 閉幕「レガシー、どう継承?」分断の時代に見せた“世界のリアル” | ラジトピ ラジオ関西トピックス

大阪・関西万博 閉幕「レガシー、どう継承?」分断の時代に見せた“世界のリアル”

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 吉村洋文・大阪府知事は開会式(4月12日)のあいさつと同様、ボランティアや警備スタッフ、海外パビリオン関係者、そしてすべての来場者へ「ありがとう」と8回、感謝の言葉を繰り返した。

 この日夕方に開かれた記者会見で、十倉雅和・日本国際博覧会協会会長は、「世界でさまざまな紛争が起きている中、大阪・関西万博は、分断の危機を乗り越え、いのちの輝きを取り戻し、 『多様でありながら、ひとつ』との理念を貫いた。そしてリアルに世界を見せ、対話や交流を五感で受け止めていた。万博で得た経験や感動を世代を超えて伝えていくことが重要」と述べた。

政府は今後、大阪・関西万博の成果を検証する有識者会議を立ち上げ、万博の有形・無形の“レガシー”について議論する。

 また石毛博行・博覧会協会事務総長は、「2018年11月、激しい誘致競争を勝ち抜いたところから始まったが、
1970年大阪万博の影響力が多大だったため、皆さんの期待もあった一方、『本当にうまくいくのか』という心配の声が聞かれたのも事実。しかし、圧倒的なコンテンツの魅力が話題を呼び。会期中、海外参加国をはじめ、万博への評価がしだいに高まり、運営側として最後までやり遂げた感がある。来場者の万博での記憶がこれからそれぞれ花を咲かせ、日本中、世界中に広がっていくことを願いたい」と締めくくった。

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