朝ドラ『ばけばけ』の舞台・島根県松江市 八雲・セツゆかりの地を巡る セツが「恋占い」した神社も! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

朝ドラ『ばけばけ』の舞台・島根県松江市 八雲・セツゆかりの地を巡る セツが「恋占い」した神社も!

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 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』の舞台として注目を集めている島根県松江市。ヒロインのモデルとなった小泉セツは、明治の文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻であり、松江は二人が出会い、物語が始まった街でもあります。

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 八雲は1890年に松江に赴任し、約1年3か月滞在。松江の風景や文化に深く感銘を受け、『怪談』をはじめとする名作を生み出しました。その創作の背景には、語り部として八雲を支えたセツの存在があったといわれています。今も松江には、八雲とセツゆかりの地が数多く残り、まるで明治の空気をそのまま感じられるかのようです。

●国宝・松江城

 国内に現存する天守をもつ12城のひとつで、今年、国宝指定10周年を迎えました。八雲は松江城を「大きな塔(パゴダ)」と呼び、「怪物を寄せ集めて造った竜のようだ」と表現したとか。『怪談』の中に登場する“人柱伝説”も、この城の建設伝承に由来しているといわれます。

松江城

●小泉八雲記念館

 松江城の近くに位置します。記念館では八雲・セツのひ孫・小泉凡氏が館長を務め、直筆原稿や初版本、愛用の机など150点を展示。セツ愛用の鏡や化粧道具など、貴重な資料を集めた企画展も2026年9月6日まで開催中です。

●小泉八雲旧居

 記念館に隣接。八雲とセツが実際に5か月間暮らした武家屋敷。八雲が愛した庭園の静けさが、今も訪れる人を包み込みます。

小泉八雲記念館
小泉八雲旧居

●月照寺

『ばけばけ』のオープニング映像にも登場し、八雲が最も好きだったとされる寺です。境内には初夏に約3万本の紫陽花が咲き誇り、「山陰のあじさい寺」として親しまれています。

月照寺

 ●八重垣神社

 セツが娘時代に訪れた、縁結びで知られる神社。池に紙を浮かべて硬貨を乗せる「鏡の池占い」が人気。紙が沈むまでの時間や位置で“ご縁の時期”がわかる占いです。セツも若き日にここで占いをしたといいます。ゆっくり沈む紙を見つめたのでしょうか。

八重垣神社
鏡の池占い
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