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《Expo Legacy》大阪・関西万博アイルランド館 「Magnus Ring」京都・知恩院へ

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 大阪・関西万博(10月13日閉幕)のアイルランドパビリオン前に設置されていた巨大な円形モニュメント「Magnus Ring(マグナス・リン)」が11月14日午後、会場の夢洲(大阪市此花区)から京都・知恩院(京都市東山区 浄土宗総本山)境内へ移設された。

「Magnus Ring(マグナス・リン)」京都・知恩院へ移設完了の瞬間 後方に国宝・三門 リング左側に立つのがアイルランドの造形作家、ジョセフ・ウォルシュ氏〈2025年11月14日 15時29分撮影 京都市東山区〉

「Magnus Ring」は、アイルランドの造形作家、ジョセフ・ウォルシュ氏によるモニュメント彫刻。

 アイルランド政府からの依頼で、知恩院が来年(2026年)9月末まで預かっている。

大阪・関西万博 アイルランドパビリオン前の「Magnus Ring」〈2025年10月6日撮影 大阪市此花区・夢洲〉
大屋根リング上から目を引く存在だった「Magnus Ring」

「マグナス」はラテン語で「偉大な」を意味する。「リン」はゲール語(アイルランドの公用語)で「場所・地点」を意味し、日本語では「輪・円」を表す。

 ウォルシュ氏によると、時間が流れる場所を表現したのが、このモニュメント彫刻「マグナス・リン」だという。

 高さ約6メートル。表面には金箔を施し、下半分はブロンズ、上半分は耐久性・耐水性に優れ、木目が美しいオークを用いている。

大阪・関西万博会場の東ゲートから大屋根リングをくぐると向かって右からアイルランド、通路を挟みフィリピン、アメリカ、フランスの各パビリオンが並んだ ※画像提供・辻井造園
下半分は鋳造ブロンズ 全体は金箔が施されている

 一見すると円環に見えるが、目を凝らすと、“しなやかなねじれ”がわかる。

現代アートと伝統文化をつなぐ“旅立ちの日” 閉幕後の解体作業〈2025年10月14日撮影 大阪市此花区・夢洲〉※画像提供・辻井造園
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