大阪・関西万博(10月13日閉幕)のアイルランドパビリオン前に設置されていた巨大な円形モニュメント「Magnus Ring(マグナス・リン)」が11月14日午後、会場の夢洲(大阪市此花区)から京都・知恩院(京都市東山区 浄土宗総本山)境内へ移設された。

「Magnus Ring」は、アイルランドの造形作家、ジョセフ・ウォルシュ氏によるモニュメント彫刻。
アイルランド政府からの依頼で、知恩院が来年(2026年)9月末まで預かっている。


「マグナス」はラテン語で「偉大な」を意味する。「リン」はゲール語(アイルランドの公用語)で「場所・地点」を意味し、日本語では「輪・円」を表す。
ウォルシュ氏によると、時間が流れる場所を表現したのが、このモニュメント彫刻「マグナス・リン」だという。


高さ約6メートル。表面には金箔を施し、下半分はブロンズ、上半分は耐久性・耐水性に優れ、木目が美しいオークを用いている。


一見すると円環に見えるが、目を凝らすと、“しなやかなねじれ”がわかる。








