「音楽が心を強くし成長させてくれた」自由な時間が学校の魅力 近畿大阪高等学校 在校生語る

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 11月初旬に行われた学園祭「潮騒祭」では、バンドでステージに立ち、Official髭男dismの曲を演奏し、歌った。「ボーカルをやる予定ではなかったんですけど、元々ボーカルだった子が抜けちゃって、どうしよう。髭男はキーが高すぎて、声が低い自分には歌えない。どうする……歌うしかない!」と決意し、練習したら高い声も出るようになった。そんなステージは大盛況だった。「軽音がなかったら自分の音楽の活動だけをやっていました。曲を作って、演奏はせずに出すみたいな形。軽音に入って、自分でキーボード弾いて、ボーカルもして。みんなでこれやろうとか話して。みんなでやるのは楽しいなと。軽音があったから世界が広がりました」と佐藤さん。今後は「苦手だけど」歌詞を書くことにも挑戦したいという。

学園祭の様子(2025年11月) 画像提供:近畿大阪高等学校
学園祭の様子(2025年11月) 画像提供:近畿大阪高等学校
学園祭の様子(2025年11月) 画像提供:近畿大阪高等学校
学園祭の様子(2025年11月) 画像提供:近畿大阪高等学校

 卒業後は進学する。音楽も続けていく。「未来の自分……20代のうちに売れたいなぁ。売れる!と信じて頑張ります」と前向きだ。そんな風に思えるのは「ここで鍛えられた成果」だと断言した。田中教諭も、「有名になって凱旋ライブで戻ってきてくれたら、後輩たちへの励みになる」と発破をかける。

近畿大阪高等学校(大阪府阪南市)
近畿大阪高等学校(大阪府阪南市)

 最後に聞いてみた。1期生として、やりたいことはできましたか?

「達成できたかも。勉強の面で実績を残すより、個性で、僕にとっては音楽で、こんなことができたから、みんなもやってみたら、と。少しでも興味を持ってもらえるような学校になればと思い、過ごしてきました。この学校はいい意味で自由。時間があるので好きなことをしながら学校生活が送れるのがこの学校の魅力。僕たちの年代って自分のやりたいことが見つからない人が多いんですよ。そんな人には、『ここなら時間あるから見つけたらどう?』って。ただもっと学校に行っておけばよかったとも思います。高校生活でしかできないこともあるので、もうちょっとやっておけばよかったと。後輩には自分がやりたいことをやってほしい。時間があるからってダラっと過ごすのはもったいないよ、と伝えたいです」

 その表情は充実感にあふれていた。

 仲間や先生たちとコミュニケーションを取りながら、自分のペースを見つけた佐藤さん。同校では、他にも自分のペースで高校生活を楽しんだり、自分のやりたいことを探している最中など、様々な生徒が学んでいる。

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