大阪・関西万博レガシーの味を直営店で! ケンミン食品、3日間限定でグルテンフリーラーメンを提供

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 大阪・関西万博で話題を集めたグルテンフリー(GF)ラーメンを神戸の直営店で!ビーフン製造大手「ケンミン食品」本社(神戸市中央区)1階の直営レストラン「健民ダイニング」で3日、GFラーメン専門店の“間借り営業”が行われた。本来定休日である水曜に開店、万博レガシーの味を多くの人に楽しんでもらおうとの企画で、10日と17日も営業する。

神戸市中央区の「ケンミン食品」本社。1階に直営レストラン「健民ダイニング」が入る

 同社は今年4月から10月まで開催された大阪・関西万博にGFラーメン専門店「GF RAMEN LAB」を出店。小麦を使わないラーメンが人気を呼び、約9万3千人が来店、およそ6万6千杯を売り上げた。同社によると、小麦アレルギーを持つ子どもがいるファミリーから「家族で初めて同じラーメンを食べることができた」、外国人客からは「自国ではGFの食事がいろいろ選べるが、日本の店では少ない。この店では選択肢があるのがとても良かった」など好評の声が寄せられたという。

大阪・関西万博で人気を集めたGFラーメン専門店「GF RAMEN LAB」

 ケンミン食品のGFラーメンは、米国ボストンの人気ラーメン店「Tsurumen」店主・大西益央シェフからの「小麦アレルギーの人も食べられるラーメンを作りませんか」との呼び掛けで2020年、共同開発に着手。独自の製麺技術と中華麺らしい風味・コシを両立させるための試行錯誤を重ね、スープとの絡みが良く、味わい深い噛み心地の「GF中華麺 角麺」を生み出した。大西シェフは「GF RAMEN LAB」の所長も務めた。

「健民ダイニング」は1995年の開店以来初めて、今月1日にリニューアルオープンしたばかり。新装後は、全メニューがGFとなった。3日の記者発表で高村祐輝社長は「メニューをGF化したのは万博の経験があったから。アレルギーやセリアック病などで小麦を避けている国内外のお客様から『初めてラーメンを食べた』『本当にありがとう』という言葉を毎日のようにかけてもらった。これからもGFラーメンという文化をさらに広げていきたい」と述べた。大西シェフは「(アレルギー対策として)仕方なく食べるものではなく、『おいしいから食べたい』ものを開発したいとの思いでやってきた。今後も『おいしいものは人を元気に幸せにする』との初心を貫いていきたい」と話した。

ケンミン食品の高村祐輝社長
大西益央シェフ

 同日は限定メニュー「プレミアムGF黄金の鶏油しょうゆラーメン」が登場。開店前から店外に行列ができた。10日は「プレミアムGF鶏清湯のすっきり柚子塩ラーメン」、17日は「プレミアムGF鶏白湯しょうゆラーメン」がお目見えする。そのほか3日間共通メニューとして「GFしょうゆラーメン」「キッズGFしょうゆラーメン」「GFねぎチャーシュー丼」「ほぼカニGFライスウイスキー漬」も販売。営業はいずれも午前11時30分〜午後3時(ラストオーダー)で、スープがなくなり次第終了となる。

「プレミアムGF黄金の鶏油しょうゆラーメン」

 間借り営業中は、万博会場で人気だった「ピンズ交換会」が復活。客が持参したピンズ(万博のものに限らず何でも可)と「GF RAMEN LAB」オリジナルピンズを交換できる。また、赤や青を取り入れた「万博コーデ」や万博公式キャラ「ミャクミャク」のぬいぐるみ、グッズなどを着けて来店すると、GF仕様の「ケンミン焼ビーフン」が進呈される特典も。さらに店橫のケンミン食品本社1階エントランス併設「ケンミンパビリオン」では、万博ゆかりの展示に加え、スタンプコーナーも設置。

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