《Expo Legacy》「戦時下メッセージ、100年後も」ウクライナ館展示、神戸学院大で永久に

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 名誉領事・岡部教授は「50年後、100年後の人たちにも、こういう戦争があったんだということを伝え続けるための永久展示。戦時下でウクライナの人々がどのように生きていたのか、世界中の人たちに見ていただきたい」と訴えた。

 岡部教授は2024年12月、ウクライナが万博開幕目前に参加を表明した際、当時同国の第1副首相兼経済大臣だったスヴィリデンコ首相に大阪で同行するなど献身的に関わった経緯があり、メッセージにもおのずと力がこもる。

■愛国心強いウクライナの力強さを感じて

岡部名誉総領事と思いをかみしめ合うナタリアさん(写真左)とヴィクトリアさん(同中央)

 セレモニーには、2022年6月26日。軍事侵攻から約4か月後に首都キーウから避難してきたファッション・デザイナーのナタリア・ゴロドさんと、一人娘の高校2年・ヴィクトリアさんの姿も。
 ナタリアさんは数年来、ラジオ関西の取材に平和への思いを訴え続ける。
 この日も、「大切なのは、私たちがウクライナを愛する気持ち。激しい戦いが続く祖国を案じると、涙が止まらないが、こうした展示が語るメッセージを発信することが、今、ウクライナとしての最大限できることだ」と前を向く。

ウクライナへ2012年から毎年訪ね、音楽を通して文化交流を続ける歌手のOno Akiさん(写真右)がウクライナパビリオンのミニチュアを作成、寄贈 イリナ氏は喜びの表情で受け取った

 観覧には予約が必要。

 問い合わせは、在神戸ウクライナ名誉領事館 電話078‐385‐4146(水~金曜日の10時~17時)

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