大阪・関西万博、経済効果3.6兆円!黒字最大370億円に“上振れ” ミャクミャク人気が底上げ…

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■経済界負担分、42億円不足どうする?
 
  一方、国と大阪府・市、経済界で3分の1ずつ負担する会場建設費(最大2350億円)は、経済界の負担分が約42億円不足している。
 この補てんは、1970年大阪万博の収益金を基に運営している公益財団法人「関西・大阪21世紀協会」から寄付を受けるという。

■大阪・兵庫から半数来場、海外からは意外に少なく…(※2)

 都道府県別の来場者の割合は、大阪府41.16%▽兵庫県12.80%▽東京都7.98%▽愛知県4.85%▽京都府4.56%。

開幕直後、大屋根リング上で取材に応じたイタリア・ヴェネツィアのファミリー「とてもいい眺め でも来場者が少ないんじゃないかな」この時期は1日あたりの一般来場者が10万人を切っていた<2025年4月20日撮影>
閉幕まで残り1か月 ポーランドのミュージシャンとDJ「会期末が近づいて、盛り上がっているとは聞いていたけど、日本のみなさんの熱気を感じるね!」<2025年9月13日撮影>

 海外からの来場者は、博覧会協会が想定していた12・4%に対し、5・2%にとどまった。

 国・地域別でみると台湾17.5%が最も多く▽中国15.4%▽アメリカ11.4%▽香港7.3%などの順。

よしもとwaraii myraii館 生活のなかに「笑いと健康」がある未来との思いで 会期終盤は大いに盛り上がった
パナソニックパビリオン「ノモの国」夜には幻想的な雰囲気に

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■経済効果3.6兆円~万博成果検証委員会・初会合

 政府は12月25日、10月に閉幕した大阪・関西万博の経済波及効果を約3兆6000億円とする試算を公表した。

 入場券の売り上げなどを基に推計し、成果を検証する会議の初会合で示した。開幕前(2024年)に試算した約2兆9000億円から約7000億円上方修正。2割超の上振れとなった。運営費の収支は最大で約370億円の黒字になる見込みで、活用法などに関して議論を進める。

 会議には日本国際博覧会協会や大阪府・大阪市の関係者が参加した。十倉会長は「(成果を)将来につなげて発展させることが重要な課題だ」と述べた。

 経済効果の試算には、会場の建設費用や公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズ販売を反映させ、飲食や宿泊など来場者の消費も考慮した。

フランス館は「愛」をテーマに会期中は400万人が訪れ、隣接するアメリカ館とともに人気のスポットだった<2025年9月13日撮影>
大阪・関西万博会期中、常に話題をふりまいていたイタリアパビリオン 来場者はそのハイセンスな世界に惹かれた 写真はイタリアウィークの幕開けを記念してパビリオンと大屋根リングをイタリア国旗カラーのリボンでつないだ“芸術的遊び心”〈2025年9月7日撮影〉
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