いま駅周辺には、かつて箕面スパーガーデンとして名を馳せた眺望抜群の大江戸温泉物語(改装のため現在休業中)があり、駅から3kmほど歩けば紅葉の名所で落差33メートルの箕面大滝が控えています。1983(昭和58)年までは駅と滝の間の約3kmを観光馬車も走っていました。

箕面市は、競艇の生みの親としても知られる笹川良一氏の出身地であり、今もボートレース住之江の開催収益の一部が入ることから、財政豊かで子育てしやすく、高齢者も暮らしやすいと人気の街です。
2024(令和6)年に北大阪急行が箕面萱野まで延伸したことにより、箕面市の玄関口がそちらに移行しつつありますが、116年の歴史を刻んだ阪急の“発祥路線”には、創業者・小林一三の思いがたっぷりと詰まっているのです。
(取材・文=羽川英樹)






