神戸・男子高校生殺害事件 10年逃亡の元少年、両親のほう助認めず「何を相手に裁判を?」父親怒り

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敏さんは「何を相手にした裁判だったのか」怒りは収まらず 河瀬弁護士は「判決は一般論に終始、事実と向き合わず、上澄みだけをすくったようなもの」と述べた

 敏さんは判決後の会見で、「いったい何を相手に裁判をしていたのか」と怒りをあらわにした。「男も両親も、まだ事件と向き合っていない。当時、未成年だった男に対する親としての責務は何だったのか。責任の所在がどこにあるかを考えてほしかった」と訴えた。

 遺族代理人の河瀬真弁護士は、「男に対する両親の向き合い方が、あまりにも表面的だ。自身の息子が殺人事件を起こし、『本当に申し訳ない』『えらいことになった』と思うのが普通だが、“他人事”ととらえ、防御する一方だったように感じる」と振り返り、三宅勇気弁護士は、「証人尋問で両親の証言内容に変遷があったにもかかわらず、判決に反映されていない」と話した。

※成人犯罪の長期逃亡例では、1982年発生の松山・ホステス殺人事件の福田和子元受刑者(収監中の2005年に病死・逃亡期間約15年)、2007年発生の千葉・イギリス人女性英会話講師殺害事件の市橋達也受刑者(無期懲役・逃亡期間約2年7か月)が特徴的なものとして挙げられる。いずれも容疑者として特定されて指名手配され、逃亡中、顔に整形を施すなどしていた。

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