京都五花街の一つ・先斗町(ぽんとちょう)で新緑の季節に開催される舞踊公演「鴨川をどり」の衣装合わせが3月24日、先斗町歌舞練場(京都市中京区)で行われ、艶やかな衣装に身をつつんだ芸舞妓がプログラム用の写真撮影に臨んだ。

今年(2026年)は5月5日〜22日の18日間、先斗町のお茶屋18軒から総勢34人(うち舞妓8人)が出演する。


「鴨川をどり」は、1872年(明治5年)に始まり、太平洋戦争中などに中断された時期もあったが、戦後すぐに再開された。
1951(昭和26)年から1998(平成10)年までは、春・秋と年2回公演が行われた。今年で187回を数え、五花街の舞踊公演では最多の公演回数を誇る。




鴨川をどりは例年、第一部は舞踊劇、第二部が純舞踊という二部構成。
今年の第一部は、四景からなる「八重衣恋の湖(やえごろも・こいのみずうみ)」。
戦国時代、武田信玄と上杉謙信の抗争を背景にした歌舞伎『本朝廿四孝』(ほんちょうにじゅうしこう)を基にした。
室町幕府から謀反の疑いがかり、切腹して亡くなったとされた信玄の息子・武田勝頼。その婚約者の八重垣姫は嘆き悲しむが、そこに勝頼とそっくりな若者に出会う物語。

第二部は、五景で構成される「春霞 洛外めぐり」。舞妓たちが京都・大原や鞍馬、宇治、天橋立、琵琶湖といった名所に想いをはせ、薫風さわやかな鴨川に戻りフィナーレを迎える。




