遅咲きの御室桜、ヴァイオリンを弾く僧侶 世界遺産・仁和寺で春のフィナーレ

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 世界文化遺産・仁和寺(京都市右京区)の御室桜(おむろざくら)。遅咲きの八重桜として知られる。

世界文化遺産・仁和寺 二王門 京都三大門のひとつ 珍しく道路に面している〈2026年4月12日撮影 京都市左京区〉

 古都・京都の春のフィナーレを彩る。

 樹高が2〜3メートルと低いのが特徴で、国宝・五重塔を背景にした雲海のような景色は圧巻。
 御室桜は「鼻が低い」のと、「花の背丈が低い」のをかけて「お多福桜」とも呼ばれる。
 京都の俗謡に、「鼻(花)は低くても人が好く」とあり、“外見よりも、親しみやすさや愛嬌を持っているほうが、人から愛されるのだ”と詠まれている。

2026年の桜の開花は早く、葉桜が目立つが御室桜は見頃に
五重塔前の枝垂れ桜も美しい

 例年より桜の開花が早くなった2026年。近畿のソメイヨシノは早く散っていったが、御室桜は4月中旬に満開を迎えた。

桜の時期に特別に設営される撮影台
御室桜は雲海のように
東京から京都観光に訪れた4人は中学校時代からの同級生「上野恩賜公園や新宿御苑の桜は散ってしまったけど、御室桜は見頃なのが嬉しい」〈2026年4月12日撮影〉

 4月12日、重要文化財・観音堂(通常は非公開)で、白い法衣を着た僧侶がバイオリンを奏でていた。

 大原英揮(おおはら・えいき)さん。仁和寺を本山とする真言宗御室派の布教師として、2016年から春の「桜布教」として、仁和寺でバイオリンを演奏している。

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