番組での2曲目に紹介されたのは『大阪で生まれた女』(1979年)。
BOROさんの代表作として知られるこの曲ですが、BOROさんバージョンよりも数か月前に、萩原健一さんが歌ったバージョンがリリースされています。
「裕也さんがショーケンさんに『今度、こんな奴をやるんだよ』と僕のデモテープを聴かせたところ、当時、結婚直前だったいしだあゆみさん(※大阪府池田市出身)のことを思い浮かべて『これ、あゆみの曲だ! 歌わせてよ』と言ったそうです。すぐに裕也さんから電話がかかってきて、『もちろん! ぜひ歌ってください』と快諾しました」(BOROさん)
数々のヒット曲、話題曲を手がけるBOROさん。番組で3曲目に流れたのは『NO LIMIT!』に収録された『ネグレスコ・ホテル』(1983年)のセルフカバーでした。
大人の恋を哀愁たっぷりに歌い上げた名曲ですが、もともとは大塚製薬から発売されたノンアルコール飲料「シンビーノ」のCMソング。フランスのネグレスコ・ホテルを思い浮かべてBOROさんが歌詞を書き、それに井上大輔さんが曲を付けたこの曲は、見事ヒットをおさめますが、それと同時に「ネグレスコ」を名乗るラブホテルが大量発生するという珍現象が起こったそう。BOROさんによると、今でも関西のある街に残っているとか……。
最後にオンエアされたのは、沢田研二さんに提供した『やさしく愛して』(1987年)。
中将さんが「すごい状況の中で発表された曲」と評するこの曲は、リリースに先立って1987年1月7日放送の『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ)で初披露。この日は沢田さんと前妻・伊藤エミさんの離婚が成立した当日で、「もっとやさしく愛せばよかった」と別れゆく相手への謝意をつづったメッセージと、涙ぐむかのような熱唱はファンの間で語り草となっているそうです。
制作背景について尋ねられると、「練習やレコーディングにも立ち会いました。プロデューサーの方とか、ある意味家族的な付き合いをしていたので、沢田さんの状況も全部わかって書いた曲。男の懺悔(ざんげ)ソングだと思っています」とBOROさん。
明かされたあまりにリアルすぎる背景に、中将さんも橋本さんも驚きを隠せない様子でした。
※BOROさんの出演は当初、3月13日のみの予定でしたが、あまりにも話が盛り上がったことから急きょ2週続けて出演することに。3月20日放送回ではさらにBOROさんの素顔とニューアルバム『NO LIMIT!』の魅力に迫ります。
◆BORO(ボロ)プロフィール
ミュージシャン。1954年兵庫県伊丹市生まれ。
1979年、『都会千夜一夜』でデビューし、同年『大阪で生まれた女』が大ヒット。以来25枚のオリジナルアルバムを発表。100人以上のアーティストに楽曲を提供。プロデューサーや映画の音楽監督としても活躍中。
【公式HP】
【ニューアルバム『NO LIMIT!』】






