『御室桜染』世界文化遺産・仁和寺と異色の経歴を持つ染匠が生み出す、持続可能な“桜の色”とは…

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 世界文化遺産・仁和寺(京都市右京区・真言宗御室派総本山)の御室桜の枝から抽出した染料を利用し、ストールやハンカチなどを桜色に染め上げるプロジェクト『御室桜染(おむろさくらぞめ)』がスタートした。

 桜の枝から淡い桜色だけでなく、薄いピンクや鮮やかなオレンジ、グレーなど多様な色を引き出すことができる草木染めで、売り上げの一部は御室桜の保存に活用される。

仁和寺・白書院で展示・即売されているストール〈2026年4月12日撮影 京都市右京区〉

 桜の枝から淡い桜色だけでなく、薄いピンクや鮮やかなオレンジ、グレーなど多様な色を引き出すことができる草木染めで、売り上げの一部は御室桜の保存に活用される。

御室桜染のストール 色合いが繊細で優美さをかもし出す

 仁和寺とともにこのプロジェクトに取り組むのが、染匠・小室容久(やすひさ)さん(72)。神戸で生まれた小室さんは、母方の祖先が丹後ちりめん発祥の家系だった。

染匠・小室容久さん 丁寧に染め上げるには相当な根気が必要 工房・夢細工(福岡県朝倉市)にて

 1980年代まで東京を拠点にカメラマンとして活動していた異色の経歴で、たまたま訪れた工房で初めて草木染めに出会い、衝撃を受けたという。
 小室さんは、「日本の伝統的な美を織り成す職業を生業としていた祖先のDNAが私の中に刻まれていたからかも知れない」と話す。

仁和寺・白書院での展示即売会には多くの参拝客が訪れた

【仁和寺・公式Instagram】
【仁和寺・公式X】

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