世界文化遺産・仁和寺(京都市右京区・真言宗御室派総本山)の御室桜の枝から抽出した染料を利用し、ストールやハンカチなどを桜色に染め上げるプロジェクト『御室桜染(おむろさくらぞめ)』がスタートした。

桜の枝から淡い桜色だけでなく、薄いピンクや鮮やかなオレンジ、グレーなど多様な色を引き出すことができる草木染めで、売り上げの一部は御室桜の保存に活用される。


桜の枝から淡い桜色だけでなく、薄いピンクや鮮やかなオレンジ、グレーなど多様な色を引き出すことができる草木染めで、売り上げの一部は御室桜の保存に活用される。

仁和寺とともにこのプロジェクトに取り組むのが、染匠・小室容久(やすひさ)さん(72)。神戸で生まれた小室さんは、母方の祖先が丹後ちりめん発祥の家系だった。


1980年代まで東京を拠点にカメラマンとして活動していた異色の経歴で、たまたま訪れた工房で初めて草木染めに出会い、衝撃を受けたという。
小室さんは、「日本の伝統的な美を織り成す職業を生業としていた祖先のDNAが私の中に刻まれていたからかも知れない」と話す。






