日本唯一のコーヒー専門博物館「UCCコーヒー博物館」(神戸市中央区)が7月1日、6年ぶりにリニューアルオープンする。運営するUCCジャパンは、“大人も子どもも学び・楽しめるコーヒーのテーマパーク”をコンセプトに掲げ、体験型展示や多彩なワークショップを新たに導入。幅広い世代が楽しめる施設へ刷新する。
同館は1987年、UCCグループ創業者・上島忠雄氏の「コーヒーの素晴らしさを一人でも多くの人に伝えたい」との思いから、創業の地・神戸に開館。コーヒーの起源や栽培、焙煎、抽出、文化などを紹介する日本唯一のコーヒー専門博物館として、これまでのべ150万人以上が来館してきた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年から休館。2021年以降はセミナーなど限定的な運営が続いていた。今回、建物や内装を改修し、外観デザインも刷新。“コーヒー体験型”施設として再始動する。
リニューアルの目玉の一つが、新設される「コーヒーの科学と未来がわかる体験ラボ」だ。UCCの研究開発部門「UCCイノベーションセンター」の知見を生かし、コーヒーの香りや味覚、サステナビリティなどを体験型展示で紹介。地球温暖化などによる“2050年問題”を背景に、将来のコーヒー栽培について考えるコーナーも設ける。
また、館内には体験型エリア「Lounge by UCC COFFEE ACADEMY」や「Cube by UCC COFFEE ACADEMY」も新設。コーヒーとスイーツのペアリング体験、ハンドドリップ、オリジナルブレンドづくり、3Dラテアート、手網焙煎など、多彩なプログラムを展開する。
12日のオンライン会見に対応した同館の栄秀文館長は、「従来は歴史的な展示が中心で、高校生以上やシニア層の来館が多かった。今回は子どもでも楽しめる3Dラテアートやコーヒータイプ診断などを導入し、コーヒー初心者にも親しんでもらえる施設を目指した」とコメント。「学びだけではなく、体験、体感を通してもっとコーヒーを身近に感じてほしい。これまでコーヒーにあまり触れてこなかった人にも楽しんでもらえれば」と期待を寄せる。
入館は完全予約制で、7月分のチケットは5月15日正午から専用サイトで販売開始。入館料は高校生以上880円、小中学生440円。体験プログラムは別料金となる。また、入館予約なしで利用できるミュージアムショップは従来の約3倍に拡張され、オリジナルグッズを充実させるという。

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