神戸市は6月11日、同市北区道場町の山林で、成獣とみられるクマを確認したと発表した。現時点で人的被害は報告されていないが、市は兵庫県や兵庫県警と連携して現地確認や情報収集を進めるとともに、市民に対して注意を呼びかけている。神戸市の公式な記録では、市内でクマが確認されたのは初めて。
市によると、クマが確認されたのは同日午後5時ごろ。有害鳥獣の捕獲を目的に山林内へ設置していたセンサーカメラに、成獣とみられるクマの姿が映っていた。映像が確認された場所は北区道場町の山林。
この情報を受け、市は庁内や教育委員会、兵庫県の関係機関へ速報を伝達し、現場近くにあるゴルフ場にも連絡。職員を派遣して注意喚起を行ったという。今後も兵庫県や警察と連携しながら、周辺地域の状況確認や情報収集を続ける。
市は市民に対し、クマとの遭遇を避けるため、夕方から早朝にかけての外出を控えめにするよう要請。万が一、クマを見かけた場合は、十分な距離を保って落ち着いてその場を離れ、大声を出したり追い払おうとしたりしないよう呼びかけている。
また、クマを人里に引き寄せる原因となることから、食べ物や生ごみを屋外に放置しないことや、山林や草むらへ不用意に立ち入らないことも求めている。市は「新たな情報が判明次第、速やかに公表する」としている。クマを目撃した場合は、078‐333‐4408(神戸市鳥獣相談ダイアル)へ。




