大阪・関西万博で映画監督・河瀬直美氏がプロデュースしたシグネチャーパビリオン『Dialoge Theater~いのちのあかし~』(河瀬館)のシンボルツリーだったイチョウの木が大阪府泉佐野市・丘陵緑地(同市上之郷)に移設された。
建物については2028年度の完全移設・開館を目指す。イチョウの木は先行して4月20日に移植され、6月14日に記念セレモニーが開かれた。
泉佐野市は移築費用として約18億円を見込み、その大半は「企業版・ふるさと納税」の寄付金で充当させるという。


河瀬館は、廃校となった京都府福知山市立細見小学校中出分校の1棟と、奈良県十津川村立折立(おりたち)中学校の2棟、計3棟を大阪・関西万博会場・夢洲(ゆめしま)に移築したもの。エントランス棟・対話シアター・森の集会所からなり、ほかのパビリオンとは全く異なるアプローチも話題を集めた。




イチョウの木は推定樹齢100年。高さ約14メートルで、福知山の校舎の真横に立ち、多くの子どもたちを見守ってきた。


対話シアターでは、1時間に1回ペースの「対話=公演」を複数回開催、初対面の来場者どうしが、日常生活で失われつつあるとされる“対話”をスクリーン越しに展開。単に「YES・NO」「正義・悪」などで二分化するのではない、”一期一会の、シナリオのない対話”が人気を集めた。




泉佐野丘陵緑地






