「幅広い人にコーヒーの魅力を」 リニューアルされたUCCコーヒー博物館 五感で楽しむ体験充実

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 約6年の休館を経て7月1日にリニューアルオープンする「UCCコーヒー博物館」(神戸市中央区)が25日、報道陣に公開された。日本唯一のコーヒー専門博物館は、「コーヒーのテーマパーク」をコンセプトに展示内容を刷新。コーヒー愛好家だけでなく、子どもやファミリー層も楽しめる体験型施設へと生まれ変わった。

 1987年に創業の地・神戸で開館した同館は、コーヒーの起源や栽培、焙煎、抽出、文化などを紹介し、これまで延べ150万人以上が来館してきた。一方で、新型コロナウイルス禍で2020年から休館。老朽化した施設の改修と合わせて、展示内容も大きく見直した。

 リニューアルのコンセプトは「コーヒーのテーマパーク」。従来の専門性の高い展示に加え、新たに「コーヒーの科学と未来がわかる体験ラボ」を設置した。来館者の好みからタイプを診断する「コーヒータイプ診断」や、コーヒーを取り巻く環境や研究開発を楽しく学べる体験型展示などを新たに取り入れた。

 さらに、ペーパードリップやブレンドづくり、焙煎、3Dラテアートなどを体験できるプログラムも充実。コーヒーのフードペアリングを楽しめるラウンジも新設し、初心者から愛好家まで幅広い層がコーヒーの魅力に触れられる施設を目指した。

コーヒーのフードペアリングを体験するプログラム
3Dラテアート体験の様子(画像提供:UCCコーヒー博物館)

 リニューアルを担当したUCCジャパン執行役員でサステナビリティ経営推進担当の里見陵さんは「以前は40代以上のコーヒー好きや、少しマニアックな方の来館が多かった。そうした方だけでなく、これからコーヒーを好きになる人も含め、幅広い人に楽しんでもらえる場所にしたかった」と狙いを語る。

 また、体験型コンテンツを充実させた理由については、「知識を学ぶだけでなく、まずは『楽しい』と思ってもらうことが大切。体験してもらうのが一番だと考えた」と説明した。

 館長の栄秀文さんも「知識も大切だが、小さな子どもを含め、五感で体験することが一番心に響く。コーヒーを味わうだけでなく、香りや発見も含めて楽しんでほしい」と話した。

 外観もウッドデッキや植栽を追加して温かみのある雰囲気に。入口には本物のコーヒーの木を植えたガラス温室を設けたほか、館内のミュージアムショップも約3倍に拡張し、博物館限定のブレンドやグッズなどを販売する。

 同館は事前予約制。入館料は高校生以上880円、小中学生440円。体験プログラムは別途料金が発生する。7月分の予約受付はすでに始まっており、体験プログラムは週末など売り切れのものも。8月、9月分の予約は7月1日正午から受け付ける。詳細は公式サイトに掲載されている。

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