落語家の立川談春さんが、落語と音楽を組み合わせた舞台「玉響(たまゆら)」を12月27日、大阪・フェスティバルホールで開催する。今年6月に60歳を迎えた談春さんの還暦記念公演で、笑福亭鶴瓶さん、グレープ(さだまさしさん、吉田政美さん)がゲスト出演する。
談春さんは、今夏の7月19日、フェスティバルホール内の一室で行われた取材会に登場。今回の「玉響」への意気込みを語った。

「玉響」は、談春さんの節目に合わせて開催してきた、落語と音楽が融合するイベント。2019年に芸歴35周年記念公演として東京・シアターコクーンで初開催し、ゴスペラーズ、尾崎世界観さん、aikoさん、斉藤和義さん、さだまさしさんが出演した。2024年には芸歴40周年記念公演として、さださんとの二人会を大阪、福岡、広島、愛知、北海道、宮城、東京で開催。2025年にはフェスティバルホールで、aikoさんとの二人会を一夜限りで行った。
4回目となる今回は、これまでとは少し形を変える。談春さんが最後に披露する落語は、40周年記念公演で演じた「芝浜」ではなく、「居残り(居残り佐平次)」。鶴瓶さんとグレープが出演した後、談春さんがトリを務める。
今回の「玉響」について、音楽と落語がどのように響き合ってほしいかと問われた談春さん。
取材会途中から参加したさださんを前に「(長年にわたって親交のある)ご当人を前にして言うのがこっ恥ずかしかった」と切り出し、「もう3回目ですし、60ですし、そろそろ腹をくくらなきゃ」「今回は対バンだと思っています」と語った。そして、「ちゃんと伍するというか、伍せなきゃ、もう甘えちゃダメよ」と自らに喝を入れた。

師匠の立川談志さんから「落語というのはリズムとメロディーで覚えなさい」と教えられてきたという、談春さん。
60歳を迎えたことに加え、談志さんが70歳で体力的な理由から落語ができなくなった姿を間近で見たこともあり、「いつまでもできると思っているのは、おごりであり、油断」と、自身が落語を続けられる時間についても考えるようになったそう。
今回、談春さんが演じる「居残り」は、難しく、客を選ぶ話だという。一方で、談春さんは大阪の観客について「筋だけを聞く(物語に入り込む)という情熱で行くと、もしかすると日本で一番、その情熱が高いのが、大阪のお客さんのような気がする」と話した。
談春さんは、取材会の約1か月後となる8月15日と16日、大阪・森ノ宮ピロティホールで独演会を実施。両日にわたって「札所の霊験」をかけるなど、大阪のファンをひきこんだ。会のなかでは今回の「玉響」への思いも打ち明け、16日の終演前には「また年末に会いましょう」と呼びかけた。
「玉響」は年末の大阪公演に加え、2027年2月16日、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)での東京公演も開催。東京では談春さんとさださんが出演する。両公演のチケット一般発売などの詳細は後日発表される。






