健康志向の高まりを背景に拡大が続くサプリメント市場。多種多様な製品が並ぶ中で、その製造を支える企業が神戸にある。
神戸市北区の健康食品メーカー・日本ランチェスター工業は、自社ブランドを持たず、企業からの依頼を受けて製品をつくる受託製造を主力としている。乳酸菌やコラーゲン、美容関連など幅広い分野で製造を手がけ、これまでに約1000種類のサプリメントの製造を担ってきたという。
創業は1980年。同社の代表・新垣健さんは、繊維会社の営業として訪問販売に携わる中で、当時広がり始めていたサプリメント市場に着目した。製造の依頼を受けたことをきっかけとして事業を立ち上げ、現在の事業基盤を築いた。
沖縄出身の新垣さんは、亜熱帯地域で育つ植物などの素材にも関心を持ち、与那国島などで原料の栽培にも携わるなど、地域資源を活用したものづくりを進めているという。
一方、製造現場では日常の基本動作の徹底を重視している。工場内ではスリッパをそろえるなど環境を整える取り組みを行っており、新垣さんは「整え方ひとつで会社の姿勢が伝わる。乱れていれば顧客の信頼は得られない」と話す。過去には、環境の乱れが取引に影響した経験もあるという。
サプリメント業界は近年、大手企業の参入や研究の進展により、健康維持にとどまらず医療分野との関わりも出てきている。新垣さんは、サプリメント産業について「日本の素材と技術を生かし、海外展開も含めて成長が期待できる」との見方を示した。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』より





