市場に出荷できないハーブや農産物を化粧品の原料として活用する取り組みが、姫路市で進められています。
取り組んでいるのは、姫路市香寺町の「香寺ハーブ・ガーデン」です。1984年に開園し、ハーブの栽培に加えて、食品や化粧品の研究開発などを行っています。


農家と連携した取り組みの一つが、規格外となった農産物の活用です。
例えばクレソンは、冬になると葉が赤く変色し、生食用として出荷できなくなることがあります。こうしたクレソンを化粧品の原料として使うことで、廃棄せずに活用し、農家の収入につなげています。

地域の農産物を活用した商品開発は、これまでも行ってきました。
姫路市夢前町新庄地区では、見ごろを終えた桜を使った化粧水を開発。桜の摘み取りには地域の住民も参加し、売り上げの一部を桜の保全活動に充てています。

また、山之内地区では、高齢化や働く場の少なさを背景に、午前中だけ働く会社を設立。地域の住民がハーブの栽培や収穫、レストランでの調理などを担っています。
福岡讓一さんは、26歳で香寺ハーブ・ガーデンを始めました。全国各地を訪ねるなかで、ハーブに携わる人たちと交流し、日本にハーブ文化を広めようと活動を始めたといいます。
現在は、医師や大学などとも連携し、植物の可能性を探る研究にも取り組んでいます。オリーブの葉に着目した研究や、カモミールの栽培など、ハーブの栽培から加工、商品開発まで幅広く手がけています。





