阪急電車の『十三』(じゅうそう)。『大阪梅田』を出て3路線の優等列車が並列で走り、同駅で神戸・宝塚・京都の3つ方向に分かれていくという、一大ジャンクションです。今回はこの4面6線を持つ駅で見られる貴重な鉄道シーンや、駅周辺の変貌ぶりを紹介します。

『十三』といえば、まずは『大阪梅田』を10分おきに同時発車する神戸線・宝塚線・京都線の優等列車のどれが1着で到着するのかが気になりますよね。今、この“ダービー”に少し異変が起こっているんです。
始発の『大阪梅田』では各線の列車の停車位置を少し前に移動させる工事を行っており、すでに神戸線・宝塚線は終了しています(2026年9月上旬現在)。しかし、京都線はまだ14メートル後ろのまま。つまり、スタート地点で京都線は少し遅れを取ることになります。


しかし、次の『中津』では、神戸線と宝塚線は狭いホームがあるため、通過車両も徐行を強いられますが、あとで敷設された京都線にはホームがないため、特急は徐行せず突っ走ってハンデを挽回できるんです。
そして、新淀川橋梁を渡ると、『十三』が見えてきます。ここからホームへの線形が神戸線は直線、宝塚線は少し右にカーブ、京都線はさらに右にカーブとなります。
ただし、残念ながらホームの構造上、3線の先頭車のどれが一番早く到着したかは視認できず、最後部車両の到着で判断するしかありません。
私が滞在した3時間では、やや神戸線の1着が多いように感じましたが、始発駅での各車両の出発準備の都合もあり、まさにケース・バイ・ケースのようです。

ちなみに、十三の地名は、近くを流れる淀川には明治時代までは橋がなく、ここが上流から数えた13番目の渡し場だったことから、その名がついたようです。(※所説あり)

『十三』は1・2号線を神戸線、3・4号線を宝塚線、5・6号線を京都線が使用します。
ところが、『十三』から6本の線路が並ぶ大阪梅田方面を見渡せば、2号線と3号線の間に小さな引き込み線を見つけることができます。





