尼崎市の路上で3月、男性をコンクリートブロックで殴り殺害したとして逮捕され、精神鑑定していた住所不定・無職の男(44)について神戸地検は4日、殺人罪で起訴した。
起訴状によると、男は2020年3月17日午前11時すぎ、尼崎市長洲西通1丁目の路上で、市内で介護施設を経営する男性(当時70歳)の顔をコンクリートブロックで殴り殺害したとされる。男は、男性が運営する介護施設で訪問介護を利用していたという。
神戸地検は、専門の医師による精神鑑定を行うため、4月から6月まで男を鑑定留置し、責任能力があると判断した。なお男の認否を明らかにしていない。