9月3日と4日に神戸国際展示場で行われた『国際フロンティア産業メッセ2020』。その西日本最大級の産業総合展示会と同時開催されたのが、「こうべしんきん ビジネスメッセ 2020」だ。今回、ブース出展社のなかから、三栄産商株式会社(本社:神戸市中央区中山手通)代表取締役の高鵬飛さんにコロナ禍での状況や取り組みを聞いた。
「日本と中国のモノづくりの架け橋に」というテーマを掲げる三栄産商は、中国に自社工場を2つ持ち、機械加工部品や金型全般を高品質低価格で提供する。今回のビジネスメッセでは「(出展すべきか)最初は迷った」と高さん。感染症が広がるなか、周りからは「ちょっと考えてほしい」という声もあったそうだ。しかし高さんは「困難があっても粘り強くいく」と、今年も来年も出展することを決意していたという。
同社はコロナの影響はそこまでではなかったものの、7月後半から少しずつ影響が出てきたそう。しかし、高さんは「お客様とともに頑張っていけば、いろいろとできるのではないかと思っています」と希望を掲げ、大阪だけでなく北九州の大手メーカーの信頼を得て、企業を拡大。また、一方で中国よりマスクを大量に輸入して養老施設などに寄付も行っている。「微力ながらも社会貢献していきたい」と思いを語ってくれた。
※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年10月6日放送回より
『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年10月6日放送回 音声