兵庫の信金が食のオンライン商談会「厳しい状況だからこそお客様のお手伝いを」

2020/12/25

　12月4日と11日に兵庫県内にある11の信用金庫が共同で開催した「しんきん食のオンライン商談会まんぷく兵庫2020」。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、商談会の延期や中止が多々ある中、「各企業を支援するために」と実施された。

　今回、11日に行われた神戸信用金庫本店のオンライン商談会で、主催者の信金中央金庫神戸支店調査役・吉田晋さんに、オンラインを通じて、現状や取り組みを聞いた。

信金中央金庫神戸支店　調査役の吉田晋さん※写真撮影時にマスクを外していただきました

　神戸信用金庫をはじめ、全国に254ある信用金庫の中央金融機関である、信金中央金庫。信用金庫とともに地域の人々をサポートしたり、信用金庫からおよそ40兆円の資金を預かり、有価証券や融資等で運営している。

　様々な業態で商談会や企業のサポートができないといった状況が頻発する今、その様子を目の当たりにした、信金中央金庫神戸支店。今回のオンライン商談会では“食”に関する企業を軸に話を聞くなか、新型コロナウイルス感染拡大の影響で痛手を受けている中小企業に対して「こういった厳しい状況だからこそお手伝いできれば」と吉田さんは語る。

　また信金中央金庫神戸支店はお金の相談以外に融資の面でも、緊急融資など様々な形で商売のサポートをしているとのこと。「今回食品ということに限ってやらせていただきましたが、それ以外についても何なりと信用金庫にご相談ください」（信金中央金庫神戸支店調査役・吉田晋さん）と呼びかけていた。

　今後について「信金中央金庫本部としても様々な形でのサポートはやらせていただいています。今回、”食”という事で商談会の形が良かったと思いますが、そのほかにも個別のお客様同士のマッチングなども力を入れてやっていきたい」と述べていた。