12月4日と11日に兵庫県内にある11の信用金庫が共同で開催した「しんきん食のオンライン商談会 まんぷく兵庫2020」。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、商談会の延期や中止が多々ある中、「各企業を支援するために」と実施された。
今回、神戸信用金庫本店のオンライン商談会(11日)参加企業の中から、株式会社オーシャンチョイスインターナショナル(OCI、本社:神戸市中央区)代表取締役社長の上田滋穂さんに、オンラインで取り組みを聞いた。
カナダの水産物を取り扱い、日本だけでなくアジアに向けて販売しているOCI。オマールエビ、ズワイガニ、ホタテ貝、赤魚、ナマコなど様々な水産物をはじめ、加工食品では揚げる前の魚のフライや天ぷら、魚のフィーレなども取り扱う。
漁業のリーダーを目指しているという、同社。「カナダのオーシャンチョイス(本社)が大株主になりますが、50パーセント以上を漁業している(カナダの)会社が我々に資源を供給してくれているので、頑張って売って行かないといけない立場にいる」と上田さん。カナダ産の赤魚はほぼ同社しか取っていないこともあり「何かの形で、皆さん多分食べられてると思います」(上田さん)。
現在、持続可能な漁業で80パーセントほどが、将来水産資源が枯れないように環境に配慮し、適切に管理された漁業で取っている証、海のエコラベル「MSC認証」を受けているとのこと。
「例年なら月の半分は海外にいるような仕事なのですが、今年は1月末に帰国して以来、一度も海外に出ておりません……」と今年の状況も吐露した上田さんだが、「ぜひとも皆さんに水産物を食べていただきたい」と今後への意気込みも語っていた。
※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年12月22日放送回より
◆『こうべしんきん三上公也の企業訪問』アーカイブ記事
https://jocr.jp/raditopi/tag/mikami-company-visit/
◆『こうべしんきん三上公也の企業訪問』番組ブログ
https://jocr.jp/houmon/
『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年12月22日放送回 音声