12月4日と11日に兵庫県内にある11の信用金庫が共同で開催した「しんきん食のオンライン商談会 まんぷく兵庫2020」。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、商談会の延期や中止が多々ある中、「各企業を支援するために」と実施された。
今回、神戸信用金庫本店のオンライン商談会(11日)参加企業の中から、株式会社夢工房(本社:兵庫県明石市)代表取締役の古志利宗さんに、オンラインで取り組みを聞いた。
「あかし玉子焼ひろめ隊」隊長として「B-1グランプリ」にも出展し、『あかし玉子焼(明石焼)』を中心に明石のPR・まちおこし活動を行っていることでも知られる、古志さん。明石夢工房では、「あかし玉子焼」(「明石焼き」)と「福玉焼」(同社独自のベビーカステラ)を製造・販売している。
5年ほど前から家庭のたこ焼きプレートで作ることができる「明石焼き」のミックス粉のセットを販売。今年の新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、たこ焼き粉、お好み焼きやホットケーキの粉が品薄になったと同様に、明石焼きのミックス粉も急激に需要が上がったという。
「家で作る機会が増えるならば、たこ焼きとの違いを感じてほしい」と、古志さんは明石焼きのミックス粉の販路を拡大。「とはいっても、タコ焼きをうどんダシに漬けて食べてるのが明石焼きと思っている人がたくさんいらっしゃったり、お家で明石焼きを焼いたことがあるという方はほぼほぼいないんですよ」(古志さん)。その要因の1つは、明石焼きを家庭で作る商品がほとんど出回ってなかったことだという。
また、古志さんは「決して具材はタコだけにこだわらず、アナゴを入れたり、チーズやウインナー、エビなど、好きなように入れていただいて自由な食べ方をしてほしい」と述べ、明石焼きを通じて新たな食文化が広がることを確信している。「おうちで、自由な、十人十色の明石焼きを作ってもらいたいな」と思いを語った。
最後に「コロナに負けず、くじけずに、みんなでこの危機を知恵を絞って乗り越えていきたいと思うので、2021年もしっかりと前を向いて進んでいきたい」と元気に話していた。
※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年12月29日放送回より
◆『こうべしんきん三上公也の企業訪問』アーカイブ記事
https://jocr.jp/raditopi/tag/mikami-company-visit/
◆『こうべしんきん三上公也の企業訪問』番組ブログ
https://jocr.jp/houmon/
『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年12月29日放送回 音声