鉄アナ・羽川英樹の連載「行ってきました!」は、いよいよ20回目に突入! 今回は滋賀の象徴、“関西の水瓶”ともいわれる、琵琶湖の全貌がわかるミュージアム、滋賀県立琵琶湖博物館を、羽川アナが訪ねました。
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日本最大の湖・琵琶湖の面積は東京23区より少し広く、滋賀県全体の6分の1を占めます。そんな琵琶湖の自然と人々の暮らしをテーマにした県立の博物館は、1996年に草津の湖岸・烏丸半島に開館。そして昨年10月に総額29億円をかけて大リニューアルしたのです。最新の技術と心ワクワクの体験展示が数多くあり、4つのゾーンを親子3世代で楽しむことができます。
◆Aゾーン(A展示室)
「古琵琶湖時代」……琵琶湖の歴史はなんと400万年で、このゾーンでは琵琶湖の生い立ちを紹介しています。目をひくのは高さ4メートルのゾウの標本。その頃、中国とは陸続きだった古琵琶湖でゾウの化石が見つかっているのです。それを3Dプリンターを使ってまるで生きてるようにリアルに作りあげています。
◆Bゾーン(B展示室)
「地球上に人が出現してから」……発掘調査をもとに縄文時代から人々は、森・水辺・里山などで自然とともにどう暮らしてきたかを紹介します。目玉展示は江戸時代の水運の主流だった丸子舟。北海道や北陸の海産物を運んだ大きな木造船をリアルサイズで展示。ここに専用タブレットをかざせば、なんと高さ10メートルの帆をなびかせて進む船の姿がCGで現れ、往時へのタイムスリップが楽しめます。
◆Cゾーン(C展示室)
「人々と湖のくらし」……ここでは近代のくらしとの関係を紹介します。床一面に30年前の航空写真が張ってあるエリアでは、みんなが立ち止まります。グーグルマップなどない時代の貴重な写真を見ながら、県在住者は必ず自分の家を探して周辺の変貌ぶりに驚きます。また1964年からの家電品や雑誌・ポスターなどを時代順に展示してあるコーナーも、いろんな思い出をよみがえらせる人気スポットです。
◆Dゾーン(水族展示室)
「水族館」……入り口は竹生島周辺の湖底を水中トンネルで紹介。琵琶湖にはここでしか生息しない固有種が60種ほどありますが、ビワコ大鯰の大きさにはびっくり。世界の古代湖などの生物もいききと泳ぎ回り、一番人気は丸々と太った姿が愛らしい「バイカルアザラシ」です。
またレストランでは、ビワマスとブラックバスを揚げた「湖の幸の天丼」がおすすめ。さらに本館から外に延びる「樹幹トレイル」は森の中を潜り抜ける空中経路で、びわ湖岸まで伸びており、四季折々に美しい湖と比良山系を臨むことができます。
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