ドラマによく登場する俳優たちが、本人を演じます! 若手、中堅、大御所、あわせて100人を超える俳優が出演する映画。民放各局のドラマや映画など多くの作品を制作するスタジオ「バイプレウッド」で巻き起こる騒動を描く、『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら』が、4月9日(金)、OSシネマズミント神戸・イオンシネマ加古川・TOHOシネマズ梅田などでロードショー。
富士山の麓にある撮影所・バイプレウッド。民放各局が隣り合ったスタジオで連ドラを撮影していて、いつもにぎわっています。田口トモロヲ・松重豊・光石研・遠藤憲一らバイプレイヤーズは有村架純主演のネット配信ドラマを撮影中です。
一方、濱田岳・柄本時生・菜々緒・高杉真宙・芳根京子ら若手役者は、小さなチワワを主人公とする映画を制作しています。超低予算のためスタッフを役者が兼務して、チワワが逃げ出し、ロケ場所が確保できず、トラブル続きで撮影がストップしてしまいます。
見かねた田口らは若手に協力して自分たちのスタジオを貸しますが、スタジオ1つで二班が同時に撮影しようとするから思うように進みません。外資系企業によるスタジオの買収話もからんで騒動が大きくなり……。
もともとは、テレビ東京系で2017年に放送されたドラマです。今年3月まであわせて3シリーズがオンエアされました。映画やドラマに脇役として出演する俳優たちが本人役として実名で出演していて、人気を広げました。
松居大悟監督によると、3年前に亡くなった大杉漣さんが『バイプレイヤーズ』を映画にしたい、と話していたそうです。「バイプレイヤーズのチームは大杉漣さんを座長にキャスト・スタッフが集まっている感じで、現場でも漣さんを中心に『これが映画になったらいいよね』って話すことが多かったんですよ。それが今回、劇場版をやることのいちばん大きな理由になっていると思います」(松居監督)
漣さんが生前、犬を飼っていたことから、今作のストーリーとして撮影現場を見るのを大好きな犬がいて撮影所の所長が漣さん、という設定を考えたとのことで、スクリーンに漣さんが映る場面があります。
◇映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら』
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