鉄アナ・羽川英樹の連載「行ってきました!」。今回、登場するのは、滋賀・琵琶湖の東側を走る、近江鉄道です。ノスタルジックな雰囲気を醸し出す、魅力あふれるローカル線を、羽川節でリポート。それでは、まいりましょう、出発進行!
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開業は明治31年(1898年)。滋賀で一番歴史が古いのが近江鉄道です。湖東地区を走り、地元では「ガチャコン」とも「ガチャ」とも呼ばれ親しまれています。また創業以来123年間、社名が全く変わっていないという珍しい鉄道会社です。
米原と貴生川を結ぶ全長47.7kmの本線のほかに、近江八幡や多賀大社前に向けて支線が伸びています。この近江鉄道は西武グループに属するため、旧西武の車両たちが改装されて近江路を駆け抜けていきます。
新幹線とも接続する本線「米原」から「八日市」までの沿線の見所をご紹介しましょう。
次の駅「フジテック前」の横には滋賀で一番高い170メートルのエレベーター研究棟がそびえ立ちます。フジテック株式会社が大阪・茨木からここへ移転した2006年に駅が誕生しました。
「鳥居本」には開業当時そのままの洋風建築の駅舎が残ります。ここはかつての中山道の宿場町。雨合羽の製造販売で栄え、静かな通りには当時の面影がしっかり残っています。
「彦根」は湖東の中心地。国宝・彦根城や江戸情緒あふれる夢京橋キャッスルロードを訪ね、ひこにゃんにも会ってきてください。「多賀大社前」方面へ接続する「高宮」を過ぎたあたりから新幹線が横にピタリと並走してきます。
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