「ねじれない」「絡まらない」 長いケーブルをきれいに巻き取る方法 『8の字巻き』をラジオ局スタッフが伝授 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「ねじれない」「絡まらない」 長いケーブルをきれいに巻き取る方法 『8の字巻き』をラジオ局スタッフが伝授

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 ラジオ局のスタジオには、機材をつなぐため、たくさんのケーブルがあります。これらを整理するとき、どうしているのでしょうか。普段はラジオを陰で支えている技術スタッフが、ラジオ番組のなかで解説しました。

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 マイクケーブルや、スピーカーケーブル、電源ケーブルなど……。これらの多くは、『8の字巻き』という特殊な巻き方で巻かれています。

ラジオ局のケーブル類

 放送局などのスタジオにあるケーブル類はほとんど8の字巻きという巻き方で束ね、管理しています。放送局だけでなく、音響や照明、映像関係など、いろんな業界で8の字巻きは使われています。専門学校の音響コースなどでは、授業の最初に習うところも多いでしょう。学生時代に放送部や軽音部に入っていたなど、経験者には当たり前の「8の字巻き」ですが、知らない人にとっては、最初は難しく、できるようになるまで少し苦労します。

 8の字巻きは、その名の通り、ケーブルを8の字を書くように巻く巻き方です。普通の巻き方(順巻き)は同じ方向に輪っかを作っていく巻き方ですが、8の字巻きは、右巻きと左巻きを交互に巻いていく巻き方です。巻くには手の動かし方にコツがいるので、知っている人に教えてもらうのが良いでしょう。

普通の巻き方(順巻)
8の字巻き

 8の字巻きにする理由は、順巻きの状態でケーブルを置いておくと、ケーブルにねじれや癖がついてしまい、使うときに絡まったり、ケーブル自体が痛んでしまうからです。8の字巻きで右巻きと、左巻きを交互に巻くことで逆方向の「ねじれ」を持たせると、ケーブルの癖が解消でき、ほどいたときに真っ直ぐになります。マイクケーブルは電灯線などが原因の“ブーン”というハム・ノイズを受けやすく、そのノイズを逃がすために中の電線を、銅線でできた網状のシールドで包んでいます。柔軟性はあるのですが、ねじりや引っ張りに弱いので、特にマイクケーブルは8の字巻きにして保管することが重要です。

からまったマイクケーブル
8の字巻きで束ねられたマイクケーブル

 8の字巻きと言っても、ただ8の字に巻けばいいというわけではなく、現場ではきれいに、同じ大きさの輪っかになるように、素早く巻くことが求められます。放送局や録音スタジオ、コンサート会場では、迫る「本番」の前に、いちいち絡まったケーブルをほどいている時間はありません。またスタジオや舞台の写真が配信されたときに、絡まったマイクケーブルが写ってしまうのも避けたいところです。


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宛先 〒650-8580 ラジオ関西『おしえて!サウンドエンジニア』
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【放送音声】

 

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おしえて!サウンドエンジニア | ラジオ関西 | 2021/07/25/日 08:25-08:30

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