兵庫県赤穂市にある『赤穂玩具博物館』。遠目から見ても目立つその古民家は、昔なつかしい玩具や看板、ポスターなどを所狭しと展示している、“おもちゃのミュージアム”です。一歩足を踏み入れるとタイムトリップしたかのような感覚になり、普通に入館しても楽しめるのですが、さらに楽しめる方法をここでお伝えしちゃいます!
2004年にオープンした『赤穂玩具博物館』。17年にわたって館長を続ける鈴原義経さんは「昭和昭和」と書いて「しょわしょわ」館長として親しまれている人物です。
『赤穂玩具博物館』は2階建ての1号館・2号館と分かれている博物館です。古民家を改造して建てられました。
1号館には、昭和30年~40年頃の物が中心で展示されており、世代の人がなつかしむのはもちろん、子どもたちにも「こんなおもちゃがあったんだ!」と楽しめる内容となっています。
そして2号館には、戦前の物が中心に陳列され、こちらは主に大人が感慨深く眺める様子が印象的です。「もともとは昭和の物を中心に展示していましたが、ある時、お客さまから『もっと古い物が見たい』という声をいただき、2号館では戦前の物を展示するようになりました」(鈴原館長)。
2号館だけでも約2000~3000点以上あるそうで、まだ展示しきれていない物も含めると、正確な数は「昭和昭和館長」にも分からないそうです!
2階には休憩スペース「カフェー(カフエー)」があります。ここではお茶などを飲みながら休憩できるスペースで、なんと大正時代の蓄音機の音が楽しめちゃうというレトロ好きにはたまらないスペースです!
ちなみに、なぜ「カフェ」ではなく「カフェー」なのかをお聞きしたところ、「『カフェ』はお酒を提供していないのですが、(大正時代や昭和初期の)『カフェー』はお酒も提供していたんです」とのこと。
※ラジオ関西『谷五郎の笑って暮らそう!』2021年9月14日(火)放送予定「ぐるっと西播磨」より