「研究を研究のままで終わらせない」 活発な産学連携を目指す「神戸大学イノベーション」の取り組みとは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「研究を研究のままで終わらせない」 活発な産学連携を目指す「神戸大学イノベーション」の取り組みとは

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 9月2日と3日に神戸国際展示場で行われた『国際フロンティア産業メッセ2021』。その西日本最大級の産業総合展示会と同時開催されたのが、「こうべしんきん ビジネスメッセ 2021」だ。今回、ブース出展社のなかから、株式会社神戸大学イノベーション(本社:神戸市灘区六甲台町)に、現在の取り組みを聞いた。

 新しい産学連携を模索・発展を目指し、大学のノウハウを社会に貢献するため、神戸大学の100パーセント出資子会社として設立された、神戸大学イノベーション。「企業側の技術課題や技術ニーズ、新規事業を立ち上げるのに神戸大学の知をお借りしたいといったお声がけを受けて、大学の研究者と実際に結び付けて、そういったところ(事業)のソリューションを主に行っている」と話すのはディベロップメントオフィサーの豊田一生さん。

 設立から1年半が経った今、様々な企業との共同研究に結びついており、継続中の企業も多数あるという。「大学の研究者の方々と企業側の研究開発担当者や代表者の方と一緒に密に連携を図って新しいビジネスや技術課題というのをどんどん解決している」と産学連携の効果が大いに表れている。

神戸大学イノベーションも関わる形で実現した「神戸大学産牛使用 神戸牛せんべい」。西海醤油と神戸大学農場が共同開発

 最後に「大学としても研究を研究のままで終わらせない」と意気込む豊田さん。「企業側の協力もあるが、社会実装させるには企業とコラボレーションすることでより一層加速される側面があるので、神戸大学イノベーションとしてはより活発に取り組んでいきたい」と述べていた。


※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2021年9月7日放送回より


【ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2021年9月7日放送回…放送音声】

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