「地元の方にもいい商品を提供したい」神戸セレクションが一堂に集まるお店 神戸・長田で実店舗を営む意義 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「地元の方にもいい商品を提供したい」神戸セレクションが一堂に集まるお店 神戸・長田で実店舗を営む意義

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 もともとネットショップで展開していた神戸市長田区の企業が、「地元の方にもいい商品を提供する場を」と実店舗を設け、地域に根付いた活動を行っている。

 神戸らしいお洒落で質の高い商品「神戸セレクション」認定商品の製造企業を中心に提携し、商品を自社店舗やECサイトで販売しているのは、神戸市長田区の株式会社Heartis(ハーティス)。

「遠方に行かなくても店舗で商品を購入できるように安く提供している」と話すのは、同社代表取締役社長の文堂圭晃さん。2019年12月には、兵庫県神戸市長田区二葉町の六間道商店街内に、実店舗「Roots+(ルーツ)」をオープン。店内では厳選した神戸の人気商品が並び、店頭ではワッフルの販売も行っている。

株式会社Heartisの代表取締役社長の文堂圭晃さん(右)、左はラジオ関西の三上公也アナウンサー。六間道商店街内の店舗「Roots+」にて

「今、やっと常連さんもついてきました。どうしても年配の方が(遠くに)行けないので、『こういう商品がほしい』『なんとか手に入れられないか?』といわれたときに、『じゃあ自分が交渉してきます!』と、探してくるんです」。高齢者をはじめ、ちょっとした遠出ができない人もいるなか、そのニーズに地道に応えている。

 起業前は、飲食業に従事するも、あるとき足をケガし、退職を余儀なくされる。「手術等をしていたなかで(自分自身を)見つめ直す期間がありました。子どももいますので……」。これをキッカケに妻と2人で今の会社を立ち上げる決断をし、今に至る。

 ただし、実店舗を立ち上げた直後の2020年春から、新型コロナウイルス感染拡大という事態に。その影響を、会社も、文堂さんも受けている。「現状厳しいところもあるが……それを言っても仕方ない」。そう前を向く文堂さんには、長田の地、六軒道商店街を活気づけたいという強い思いがある。「商店街の人出もいまは少ない。いろんなところでイベントもやったりしているが、商店街の人と話して盛り上げたい」。

「今は取引先の商品を置かせていただいていますが、ゆくゆくは自店舗で自社の作った商品を販売したい」という文堂さん。「そこで良い商品を提供できるよう、社会に貢献できるように、自分もこの長田から発信していけたらなと思っています」と今後への意気込みを語っていた。


※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2021年11月9日放送回より


2021年11月9日放送回…放送音声

 

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