焼鯛、明石焼、正月に欠かせない「もち」…“海のまち”明石の名物商店街 年の瀬に寄ってみたいお店3選 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

焼鯛、明石焼、正月に欠かせない「もち」…“海のまち”明石の名物商店街 年の瀬に寄ってみたいお店3選

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 年の瀬が近づくとともに、正月用の食材などを買い求める客でよりいっそうにぎわう、街の商店街。明石だこや明石鯛などの水産物に恵まれた“海のまち”、兵庫県明石市には、同市内を通るJRと山陽電車の沿線を中心に魅力的な商店街が存在し、新鮮な魚介類が並ぶ鮮魚店や名物の明石焼(地元では『玉子焼』という)の店をはじめ、多彩なジャンルの店が軒を連ねる。

 活気あふれる店を巡り、何を買おうかとあれこれ思案しながら歩くのも楽しいもの。今回は、明石市商店街連合会に所属する2つの商店街で見つけたおいしい一品と年末の買い物情報を紹介する。

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◆魚の棚商店街
 地元では「うおんたな」の愛称で親しまれているのが、明石の台所といわれる「魚の棚商店街」。JR明石駅と山陽電車の山陽明石駅からほど近く、明石港も間近にある伝統的な商店街は、全長約350メートルに約110軒の店が立ち並ぶ。地元の買い物客だけでなく県内外からの観光客も多い関西有数の商店街で、年の瀬には正月用の買い出しなどで、多くの人々でごった返すのも恒例の光景だ。

【歳末の風物詩! 焼鯛に長蛇の列…「魚秀」】
 その「うおんたな」で、年末には名物「焼鯛」を求める客で長蛇の列ができるというのが、焼鯛・味噌漬・焼魚の専門店「魚秀」。「年末の忙しい時期になると、朝4時から夜7時頃まで1日1500匹焼くこともある」と語るのは、社長の三好規之さん。

「魚秀」

 正月の食卓になくてはならない「焼鯛」は、地域によって名称や焼き方が異なる。関西では「にらみ鯛」と呼ぶのが一般的で、魚秀では明石市で水揚げされた鯛をメインに扱っている。三好さんは「明石の鯛が育つ瀬戸内海はエサが豊富。また、潮の流れが活発で鯛がしっかりと泳ぐため、身が引き締まっている」と話す。価格は重さにより異なり、30センチ・1キロ程度のものがよく売れるという。炭火やガスでじっくりと焼き上げた焼鯛は、そのまま食べるだけでなく、しょうが醤油で味わうのもおすすめだ。

「魚秀」の焼鯛(焼き中のもの)
「魚秀」の焼鯛

【出汁にこだわり、“味変”も堪能できる明石焼…「あかし多幸」】
 魚の棚には明石焼専門店もひしめく。その1つ、商店街のちょうど中央に位置するのが、「あかし多幸」。店主は、明石市商店街連合会会長も務める安原宏樹さん。安原さんによると、明石焼の店にはそれぞれ出汁(だし)のこだわりがあり、あかし多幸のものは天然の利尻昆布を使った昆布出汁を強めに、ほんのりとした甘さが特徴だという。

明石焼店「あかし多幸」
明石焼店「あかし多幸」

※ラジオ関西『羽川英樹ハッスル!』2021年12月2日放送回、「明石市商店街特集」より

【明石市商店街連合会HP】
【魚の棚商店街HP】
【明石銀座商店街HP】

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