◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」vol.71
兵庫県の加西市と小野市を結ぶ第3セクターの北条鉄道に、今年3月から昭和の名車といわれるキハ40が導入されます。この車両は昨年3月まで東北のJR五能線を走っていたもので、世界遺産の白神山地や日本海を眺めながら東能代(秋田)~川部(青森)の147.2キロメートルで活躍していました。
北条鉄道は現役車両3両を保有していますが、朝夕に増発すると予備車両がなくなり、もう1両を探していたのです。しかしながら赤字第3セクターでは購入資金が足りません。そこでクラウドファンディングで資金を募ったところ、予想をはるかに超える1,300万円が集まり、国鉄時代の人気車両を導入することができたのです。
2月27日に開催された「キハ40形 導入イベント」では私がナビゲーターを務めましたが、事前応募の中から約8倍の競争率を勝ち抜いた乗客たちが4便にわかれ、それぞれに往復約1時間の列車旅を楽しみました。
車内では青森の津軽三味線の力強い演奏に大人は感動、途中から乗り込んできた秋田のなまはげには子どもたちがびっくり。最初泣きじゃくり逃げ回っていた子どもも、「これからはいい子にするんじゃぞ」というなまはげと最後は笑顔でカメラに収まっていました。
起点となる北条町駅では、新しい絆を結ぶ秋田・青森の物産展も開かれました。なかでも秋田県能代市の桧山納豆や能代片栗うどん、秋田県男鹿市のなまはげグッズ、青森県五所川原市のりんごなどが人気を集めていました。
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