岡山県の北部中央に位置する美作地域の食の魅力をもっと知ってもらおうと、新たなプロジェクトが進められている。
「美作国 “美味し国”（うましくに）プロジェクト」は、美作地域で生まれた特徴的な食材を使用した『新開発メニュー』や、代表的な郷土料理などの『伝統グルメ』、地元市町村の特産品などの『推しグルメ』をピックアップし、“美味し食”として特設ホームページを通じて全国に発信。美作の食を旅行者に楽しんでもらおうと企画されたものだ。
このうち、『新開発メニュー』の項目では、「旅の目的となるメニュー」と「美作国ビーガンメニュー」という2つの大きなテーマのもと、美作地域の食物調理科のある高校・大学の生徒や学生、飲食店や旅館のプロの料理人、野菜ソムリエらが携わり、全18メニューが誕生した。
また、『伝統グルメ』では、さば寿司や蒜山おこわ、肉どころ津山の干し肉などの、美作地域の歴史的・文化的背景を持つ郷土料理を紹介。同地域ならではの食文化が感じられるグルメを集めている。
そして、『推しグルメ』では、津山ロールなど、美作地域にある10市町村が特産品化を進めているグルメ、商品を集約。「10年後には伝統グルメに仲間入りするものが出ることを期待している」という。
その他、「美作国 “美味し国”プロジェクト」特設ホームページでは、美作地域の食材をふんだんに使ったメニューを提供したり、地域で採れる旬な食材を積極的に活用したりする飲食店などの情報を掲載。「マリアージュ」というテーマでは、美作地域の、日本酒の酒蔵5蔵、ワイナリー1社、クラフトビール2社の酒蔵の代表銘柄を集め、「甘い」「辛い」「淡麗」「濃醇（のうじゅん）」といった特徴が一目でわかるようなポジショニングマップを作成し、その地酒と美作の食とのマリアージュの醍醐味についても紹介している。さらに、「食のイベントカレンダー」として、美作地域で開催される様々な食のイベントについてもまとめられている。
美作地域の自治体で構成される美作国観光連盟をはじめ、商工、観光、宿泊、飲食関係の団体など総勢31団体が実行委員会を組織し、美作地域の特徴的な「食」を通じて、地域産業の振興と地域経済の好循環を目指している、「美作国“美味し国”プロジェクト」。ホームページでは順次情報を充実させていくそうで、美作地域の魅力をまるごと楽しめるキャンペーンなども企画していく予定だという。
※ラジオ関⻄『羽川英樹ハッスル！』2022年3⽉24⽇放送回「岡山県北ハッスル情報」より
・「美味し国プロジェクト」
・「温泉BEAUTY美作国」
