三重県の伊勢志摩では、真珠貝(アコヤガイ)を用いた真珠養殖が盛んだが、その貝から取り出されるもう1つの特産品も注目されている。
それは、真珠貝から真珠の核を取り出すときに切り取った貝柱。実はこれが、地元では高級珍味として親しまれている。
独特のコリコリ食感と貝柱のうま味を特長とする真珠貝の貝柱は、真珠の核を取り出す時期がわずか1か月ほどで、傷みも早いため、これまでは地元でほとんど消費されてしまっていたそう。
それでも、今、三重県の食材や工芸品などの特産品を集めて販売している三重県産品の通販ポータルサイト「三重のお宝マーケット」を通じてお取り寄せができるようになっている。
海産物の通信販売などを手掛ける株式会社TA西村(三重県鳥羽市)が、「リキッドフリーズシステム『冷眠』」という冷凍技術を採用。傷みやすい真珠貝の貝柱も生で食べられる鮮度を保ち、市場に送り出している。「三重のお宝マーケット」では、1袋250グラム入り1,500円(税込み1,620円)。
「三重のお宝マーケット」ではこのほかにも、お刺身でも食べられる殻付きの伊勢エビや、日本三大和牛の1つとされる松阪牛のステーキ、真珠・工芸品など、三重が誇る地元の特産品(県産品)が豊富にそろっている。
コロナ禍により三重も観光客が激減。そのなかで地元の生産者、事業者をサポートしようと生まれた「三重のお宝マーケット」。生産者へのインタビューコーナーでは、その特産品に込めた思いなどが詳しく掲載されている。
◆「三重のお宝マーケット」
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